Obsidian をこれから使う人へ
試して、
観察して、
言葉にする。
設定でつまずいていても、大丈夫です。まず試して、どうなるか見て、気づいたことを一言にする。その順番で、一緒に進めます。

レッスン 1
Obsidianは、ただのメモ帳です。生み出すのは、あなたとAIです。

Obsidianは、メモを書いて貯めておくだけのアプリです。それ自体に、何かを生み出す機能は、ほとんどありません。
文章や画像、動画を生み出すのは、あなたとAIです。AIは、あなたの代わりに探して読んでくれる相手です。
ChatGPTやGeminiのような相手にメモを渡し、一緒に考えてもらう。組み合わせ方は無限にあります。
設定で迷っても、それは箱の置き場所を決めるくらいの話です。難しく考えなくて大丈夫です。
レッスン 2
上手な使い方は、試した結果からしか分かりません。

上手な使い方は、あらかじめ教科書に書いてあるものではありません。試して、初めて分かります。
うまくいけば、そのまま続けます。違えば「何が思った通りでなかったか」を一言にする。それが一番大事な作業です。
- 試す — まず触ってみる
- 観察する — 何が起きたか見る
- 言葉にする — 気づいたことを一言で書く
- 直す — 次はどう変えるか決める
レッスン 3
スマホは拾う場所、PCは整える場所。間を運ぶのが同期です。

外で拾うものは、声・URL・一言メモの三つです。どれもスマホの今日のメモに入ります。
そこから先を運ぶのが同期という仕組みです。この運ぶ係の道具の名前が、Remotely Saveです。
まず1行書いて、PCで見る。それだけで、届いているかが分かります。
同期は両方向に伝わります。書いたものも、消したものも。だから最初は、1行だけで試します。
レッスン 4
リンクが効いたかは、前のメモが戻ってきて使えたときに分かります。

リンクとは、メモとメモをつなぐ印のことです。うまくつながっているかは、前もって採点できません。
1週間前や1ヶ月前に書いたことが、今の作業に戻ってきて使えた。その実感が、合格のしるしです。
戻ってこなかったときは、静かです。何も起きないので、気づけません。
だから、できることは一つ。「前に書いた気がする」を合図に、AIに取りに行かせることです。この取りに行く癖は、回数で身につきます。
戻ってこなければ、どんな言葉で書いていたかを思い出す。それが「何が思った通りでなかったか」を言葉にする、最初の材料になります。
つながっていなくても、AIは探せます。つながっていると、「なぜ関係あるか」も一緒に戻ってきます。
レッスン 5
引き出すときはAIに一言頼み、出てきた量で使い方を決めます。

AIに、こんな一言を頼んでみます。例として書いた文なので、言い方は自由に変えてください。
このメモに関係する過去のメモを3つ挙げて。理由も一言ずつ。
出てきた量で、使い方が決まります。足りなければ、メモを貯めてつなげる。多すぎれば、条件を絞る。それだけです。
試しに変えてみる
「3つ」を「5つ」に増やしたり、「一言ずつ」を「三行で」に変えたりして、出てくる量や粒度を変えてみてください。
レッスン 6
活用方法は人それぞれ。「何をしたいか」から始まります。

活用方法に、正解はありません。「あなたは、どう活用したいですか」と、まず自分に問い返してみてください。
私は、SNS運用のために使っています。集める→分析する→新しく作る、という循環を回そうとしています。
決まっていなくても大丈夫です。「何をしたいか」は、レッスン2の一周を回すうちに、はっきりしてきます。
ほかの人の使い方が気になったら、付録の実例集を覗いてみてください。
レッスン 7
貯めるのは成果物より、悩んだ過程です。

貯めるものは、できあがった成果物だけではありません。悩んだ過程そのものも、貯めておく価値があります。
- やりたいと思った
- 悩んだ
- 調べた
- 考えた
- 作った
- 見てどう感じたか
過程を振り返れると、同じことをやり直さずに、次を試せます。思い出す手間を減らすために、メモを残しておく。その場所がObsidianです。
SNSの例で言うと、何ヶ月も前の投稿をスクロールして探さずに済みます。Obsidianから、すぐ引っ張り出せるからです。
実際に、1月14日に書いた日記が、22日後の投稿案の材料になりました。
もう少し詳しく
投稿の中身を全部書き写す必要はありません。「何を考えて、何を作ったか」が分かる一言があれば、あとから十分に思い出せます。
今日やることは一つ。スマホで1行書いて、PCで見る。
- スマホで、今日のメモに 1 行書く
- PC を開いて、その 1 行が届いているか見る
- 届いたら続ける。届かなければ「何が思った通りでなかったか」を 1 行書く
もっと詳しく知りたくなったら。
もっと詳しく知りたい方向けに、いくつか案内します。
私の環境の実測を含む詳しい版(全11節)は、別紙として用意しています。
実際に使っている実例集「obsidian-takarabako」も公開しています。
参照元は、Remotely Save の READMEと、Obsidian公式ヘルプの内部リンク・バックリンク・検索・タグの解説ページです。
本編7で触れた22日後の実例は、投稿案までの話です。実際に公開されたかどうかは、確認できていません。
この資料は、私自身のObsidianの使い方をもとにしています。