Obsidian をこれから使う人へ

試して、
観察して、
言葉にする。

設定でつまずいていても、大丈夫です。まず試して、どうなるか見て、気づいたことを一言にする。その順番で、一緒に進めます。

試す・観察する・言葉にするの三つの飛び石を一本の小道でつないだ表紙の図
三つの言葉を、この順で一本の道につなぎます。

レッスン 1

Obsidianは、ただのメモ帳です。生み出すのは、あなたとAIです。

箱からメモが手へ流れ、そこから文章や画像、動画が生まれる仕組みを表す構造図
この箱を動かすのは、あなたとAI組み合わせです。

Obsidianは、メモを書いて貯めておくだけのアプリです。それ自体に、何かを生み出す機能は、ほとんどありません。

文章や画像、動画を生み出すのは、あなたとAIです。AIは、あなたの代わりに探して読んでくれる相手です。

ChatGPTGeminiのような相手にメモを渡し、一緒に考えてもらう。組み合わせ方は無限にあります。

設定で迷っても、それは箱の置き場所を決めるくらいの話です。難しく考えなくて大丈夫です。

レッスン 2

上手な使い方は、試した結果からしか分かりません。

試す・観察する・言葉にする・直すの四段が円になってつながる図
一周するたびに、次にやりたいことがはっきりします。

上手な使い方は、あらかじめ教科書に書いてあるものではありません。試して、初めて分かります。

うまくいけば、そのまま続けます。違えば「何が思った通りでなかったか」を一言にする。それが一番大事な作業です。

レッスン 3

スマホは拾う場所、PCは整える場所。間を運ぶのが同期です。

スマホから同期を通ってPCへ情報が渡る三つのノードの経路図
覚えるのは三つだけ。拾う、運ぶ、整える。

外で拾うものは、声・URL・一言メモの三つです。どれもスマホの今日のメモに入ります。

そこから先を運ぶのが同期という仕組みです。この運ぶ係の道具の名前が、Remotely Saveです。

まず1行書いて、PCで見る。それだけで、届いているかが分かります。

同期は両方向に伝わります。書いたものも、消したものも。だから最初は、1行だけで試します。

レッスン 5

引き出すときはAIに一言頼み、出てきた量で使い方を決めます。

AIに一言頼み、出てきた量を見て使い方を決めるまでの場面を描いた図
出てきた量の多い少ないが、次の一手を教えてくれます。

AIに、こんな一言を頼んでみます。例として書いた文なので、言い方は自由に変えてください。

このメモに関係する過去のメモを3つ挙げて。理由も一言ずつ。

出てきた量で、使い方が決まります。足りなければ、メモを貯めてつなげる。多すぎれば、条件を絞る。それだけです。

試しに変えてみる

「3つ」を「5つ」に増やしたり、「一言ずつ」を「三行で」に変えたりして、出てくる量や粒度を変えてみてください。

レッスン 6

活用方法は人それぞれ。「何をしたいか」から始まります。

集める・分析する・新しく作るという活用の一例をステップで示す図
自分の循環を一つ持てると、活用は迷わなくなります。

活用方法に、正解はありません。「あなたは、どう活用したいですか」と、まず自分に問い返してみてください。

私は、SNS運用のために使っています。集める→分析する→新しく作る、という循環を回そうとしています。

決まっていなくても大丈夫です。「何をしたいか」は、レッスン2の一周を回すうちに、はっきりしてきます。

ほかの人の使い方が気になったら、付録の実例集を覗いてみてください。

レッスン 7

貯めるのは成果物より、悩んだ過程です。

やりたいと思うから作って感じるまで、悩んだ過程をたどるタイムライン図
残すのは結果でなく、そこに至る道のりです。

貯めるものは、できあがった成果物だけではありません。悩んだ過程そのものも、貯めておく価値があります。

過程を振り返れると、同じことをやり直さずに、次を試せます。思い出す手間を減らすために、メモを残しておく。その場所がObsidianです。

SNSの例で言うと、何ヶ月も前の投稿をスクロールして探さずに済みます。Obsidianから、すぐ引っ張り出せるからです。

実際に、1月14日に書いた日記が、22日後の投稿案の材料になりました。

もう少し詳しく

投稿の中身を全部書き写す必要はありません。「何を考えて、何を作ったか」が分かる一言があれば、あとから十分に思い出せます。

今日やることは一つ。スマホで1行書いて、PCで見る。

もっと詳しく知りたくなったら。

もっと詳しく知りたい方向けに、いくつか案内します。

私の環境の実測を含む詳しい版(全11節)は、別紙として用意しています。

実際に使っている実例集「obsidian-takarabako」も公開しています。

参照元は、Remotely Save の READMEと、Obsidian公式ヘルプの内部リンクバックリンク検索タグの解説ページです。

本編7で触れた22日後の実例は、投稿案までの話です。実際に公開されたかどうかは、確認できていません。

この資料は、私自身のObsidianの使い方をもとにしています。